
1. 月々の支払い、実はこんなに違う!ローンとリースをガチで計算してみた結果
初めてのマイカー購入で最も頭を悩ませるのは、やはりお金の問題です。「ローンで買うのと、最近よく聞くカーリース、結局どっちがお得なの?」という疑問を抱く人は後を絶ちません。カタログに載っている車両本体価格だけを見て判断すると、後から想定外の出費に苦しむことになります。ここでは、軽自動車販売台数で長年トップクラスの人気を誇るホンダのN-BOXを例に、具体的な数字を使ってシミュレーションしてみましょう。
まず、一般的な「カーローン」で購入する場合を考えます。N-BOXの標準的なグレードを新車で購入すると、車両本体価格にオプションや登録諸費用を加えて、乗り出し価格は約180万円前後になることが一般的です。これを頭金なし、金利4%、5年(60回)払いのローンを組んだと仮定しましょう。単純計算で月々の返済額は約3万3000円程度になります。しかし、ここで落とし穴となるのが「維持費」の存在です。ローンの返済額とは別に、毎年春には軽自動車税(種別割)の1万800円を納税し、新車登録から3年後、その後は2年ごとに訪れる車検時には、自賠責保険料や重量税、整備費用として数万円から10万円近くの現金を一括で支払う必要があります。つまり、ローン派の人は月々の引き落とし額プラスアルファで、将来の出費に備えて貯金をしておく必要があるのです。
一方、「カーリース」の場合はどうでしょうか。「定額カルモくん」や「コスモMyカーリース」といった大手リースサービスのプランを見てみると、同じN-BOXを5年契約・メンテナンスパック付きで契約した場合、月々の支払いは3万円台後半から4万円程度になるケースが多いです。表面上の月額だけを見れば、ローンよりも割高に感じるかもしれません。しかし、リースの月額料金には、期間中の自動車税、自賠責保険料、重量税が含まれており、プランによっては車検基本料やオイル交換代までコミコミになっています。
この比較からわかる重要な事実は、ローンは「車両代金の分割払い」であり、リースは「車両代+未来の維持費の分割払い」であるという点です。ローンを選べば最終的に車は自分の資産になりますが、車検月や納税月に家計が圧迫されるリスクがあります。対してリースは、車を返却(または買い取り)する選択が必要になりますが、突発的な出費がなくなり、毎月の支出を完全に固定化できるため、初めて車を持つ人でも家計管理が非常に楽になります。単純な総支払額の多寡だけでなく、「いつ、いくら払うのか」というキャッシュフローの違いを理解することが、後悔しない選択への近道です。
2. 車検代や税金にビビらなくてOK?維持費コミコミのリースが最強すぎる理由
3. 乗り換えや手放す時も超スムーズ!初めてのマイカー生活を賢く楽しむコツ
初めてマイカーを手に入れる時、多くの人は「どの車種に乗ろうか」という入り口の部分にばかり目を向けてしまいがちです。しかし、車選びで失敗しないための最大の秘訣は、実は「手放す時のこと(出口戦略)」をあらかじめ考えておくことにあります。車は購入して終わりではなく、いつか必ず乗り換えや売却のタイミングが訪れるからです。ここでは、ローン購入とカーリースそれぞれにおける、将来の乗り換えや手放す際のスムーズさについて解説します。
まず、カーリースの大きな魅力は、契約満了時の手続きが非常にシンプルである点です。一般的なカーリース契約では、契約期間が終わった際に「車を返却する」「同じ車を再リースして乗り続ける」「新しい車に乗り換える」「車を買い取る」といった選択肢が用意されています。特に「新しい車への乗り換え」や「返却」を選ぶ場合、面倒な廃車手続きや売却先を探す手間が一切かかりません。車をリース会社に返すだけで手続きが完了するため、常に最新の安全装備が搭載された新車に乗り続けたい人にとっては、非常に合理的でスムーズなシステムと言えます。
また、リース契約には「残価設定」という仕組みがあります。これはあらかじめ数年後の車の下取り価格(残価)を差し引いてリース料を算出する方法です。これにより、中古車市場の相場変動によるリスクをリース会社が負ってくれる契約方式(クローズドエンド方式)であれば、契約満了時に市場価格が暴落していても、追加精算なしで車を手放すことができます。初めての車生活で、将来の車の価値がどうなるか不安な人にとっては大きな安心材料となるでしょう。
一方、ローンで購入した場合、完済すれば車は完全に自分の資産となります。手放す際は、中古車買取店やディーラーでの下取りを利用することになりますが、ここで重要になるのが「リセールバリュー」です。ホンダのN-BOXやスズキのスペーシア、ダイハツのタントといった人気のスーパーハイトワゴン系の軽自動車は、中古車市場でも需要が高く、数年乗った後でも比較的高値で売却できる傾向にあります。自分で売却先を探したり、価格交渉をしたりする手間はかかりますが、大切に乗れば乗るほど、次の車の購入資金として手元にお金が戻ってくる喜びはローン購入ならではのメリットです。
結論として、数年ごとにライフスタイルに合わせて気軽に新車を乗り継ぎたいならカーリース、一台の車を長く大切に乗り続け、最終的に資産として活用したいならローン購入が向いています。結婚や転勤など、数年先のライフプランが不確定な20代や30代の方には、手放す時期や方法が明確なカーリースの方が、生活の変化に柔軟に対応できるケースも多いです。目先の月々の支払い額だけでなく、数年後の自分がどう車と付き合っていたいかを想像することが、賢く楽しいマイカー生活を送るための第一歩です。